死の受容

2011年9月 4日 (日)

こぼれ話~小学生の私の死の受容(?)

 またまたスピリチュアリズム・ブログからですが、「ちょっとわからないような②」と題して、死の受容についての議論が展開されています。(私が前回、論点を広げたり、ずらしたりして議論してしまったため、改めて論点を整理していただいています。恐縮です!)

 http://blog.goo.ne.jp/tslabo/e/e88eb2a0a830fc0e9784b83c28590c04

 まとまったコメントはできませんが、少し思い出したことがあったので書きます。

 以前の記事「生きる意味~スピリチュアリズムの本質」でこんな風に書きました。

 私は幼い頃、母親から「良い子」は死なないと教えられ、しばらくのちに、実はすべての人がいつかは死ぬと明かされて、大ショックを受けた。小学生の頃、改めて、大好きな両親も友達も、テレビ画面の中でにこやかに演じている俳優たちも、みんないつかは死ぬんだという現実に思いいたって、絶望的な気持ちになったのを覚えている。

 この「小学生の頃」の話です。確か小2でした。自分はいつか死ぬんだという考えが襲ってきて、そこから逃れられなくなってしまったのです。

 学校に行っても、何もかもが色あせて見えました。何も楽しく感じません。家に帰ったら、優しい母親と頑固で厳しい父親と、時々けんかもする姉がいましたが、そんな温かい家族も、何の助けにもなりません。彼らとて、人はいつか死ぬという問題を解決できないことは、小2といえども理解できました。だから、そんなことで悩んでいることは口にしませんでした。(ただ、今は亡き母親によると、もっと幼い頃、私は盛んに「死ぬのは嫌だ、死ぬのは嫌だ」と訴え、母親はいたたまれなかったそうです。変な子供ですね(苦笑))

 テレビを観ても、「ここに出ている人たちもみんな死んでしまうんだ、なのになぜこの人たちは平気でいられるのだろう」と思いました。

 確か数日ほどのことですが、私は、苦しくて憂鬱で、しかも誰にも解決を求められなくて、悶々としていました。かなり変な小2ですね。

 そして、あるとき、誰かに何かを言われたわけでも、何かの本を読んだわけでもなく、突然に「こんなことを考え続けて何になるのだろう。考えても何も変わらないし、仕方がないよね」と吹っ切れてしまいました。「やーめた!」という感じです。死の床にあったわけではないですが、死の受容です(笑)。

 ただ、これで悟りを開いたわけではもちろんなく、例えば、10代、20代の頃、強いストレスの最中でよく眠れず、不快な睡眠に陥ったとき、突然よみがえってくるのは、小2の頃に感じていた「死に対する恐怖」でした。この恐怖にうなされて目が覚めるという経験を何度かしました。

 それはともかく、キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間―死とその過程について』については、数年前に買ったきり未読ですが、その中の有名な5段階プロセスの最後は「受容」でしたね。小2の私も(一緒にするなと叱られそうですが)一応「受容」に至ったわけです。

 しかし、思えば、死をすべての消滅と見なした上で、死と対峙したら、私たちに最後に残された選択肢は「受容」しかないのではないでしょうか。だって、どんなに勇敢に勇猛に戦ってみても、最後には絶対に負けるのですから。絶対に勝てない敵と対峙したら、最後は敗北を「受容」するしか道はないですもんね。早いか遅いかだけの差ではないでしょうか。(そういう意味では小2というのは世界最速の領域か?(笑))

 そして、絶対的な敗北を「受容」するのは、本当の「受容」なのでしょうか?選択の余地のない結論を「受容」する・・・小2の私は決して納得も受容もしていなかったように思います。(「だから!死の床にいる人と小2を一緒くたにするなって言ってるだろう!」とまたまた叱られそうですね(笑))

 こぼれ話ということで、このあたりで失礼します。

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