副守護霊

2011年2月23日 (水)

副守護霊というひとつの発想

  「副守護霊」という言葉は、スピリチュアリストであってもあまりなじみがないですね。実はこの言葉は悠々塾というグループから教わりました。悠々塾との出会いは、一昨年11月の記事「聖フランチェスコのようにはいかないけれど・・・」で少し触れました。

 堀江克子さん、飯沼正晴さんという霊的能力をお持ちのお二人が中心になって、スピリチュアリズムの学びを進めておられるグループです。霊界通信を受信されていた克子さんは2005年に他界され、その後は、飯沼さんを通じて克子さんからのメッセージが届けられています。

 悠々塾では、霊的話題にとどまらず、様々な社会問題や政治についても、鋭く深い議論が交わされています。(もちろん、私は、どの団体を紹介する場合でも、その全てを支持するというようなスタンスは取っていません。その方が健全ですものね。)

 その悠々塾では、かつて関西の秘境と呼ばれた丹波篠山(今は交通事情がよくなって秘境とは言えませんが(笑))で、定例会が開催されており、最近の集まりでは副守護霊がテーマとなったようです。私は、秘境ゆえ(?)なかなか参加できずにいますが、悠々塾の掲示版でその様子を知ることができるのでありがたいです。

 副守護霊とは、胎児などが不安などの気持ちのかげりを抱いたときに、同じかげりを持ちながら地上を去ってもなおその気持ちを抱いたまま深いかげりの世界(幽界・暗黒界)にとどまっている霊が共鳴してつながるものだそうです。そして、その人は自分でもわからないまま副守護霊の重たい気持ちの影響を受けてしまい、それがその人の心の傾向や心の癖として設定されるとのことです。

 私は、この考え方を初めて読んだとき、これっていわゆる低級霊や邪霊と呼ばれる存在を単に言い換えただけではないのかな・・・とあまりピンときませんでした。そして、しばらく忘れていました。

 定例会では、この副守護霊に対し、無条件の感謝のエネルギーを送るということがテーマとなっていました。これはとても新鮮でした。低級霊や邪霊という名前の存在が相手なら、やはりこういう発想はなかなか出てきませんよね。

 いや、きれいごとを言うためにこう書いているのではありません(苦笑)。私の経験を正直に言うと、身近な人たちから、なぜか悪意に満ちたような態度を繰り返し受けてしまうことがありました。そして自分なりに、それに対して悪意ではなく善意で対応しているつもりでも、ちっともうまくいきません。そんなとき、無意識のうちに、その背後に低級霊や邪霊の存在を想定してしまうことがあります。そして、情けないことに、その想像上かもしれない存在に対して、怒りや憎しみ、あるいは軽蔑の念を抱く自分に気づくことがあります。これはいけませんね。そして、そんな風になれば、たいてい事態はさらに悪化していきます。

 実はそんないやな状況の只中のときに、「副守護霊に無条件の感謝のエネルギーを送る」という考え方に出会いました。そして、克子さんや悠々塾の皆さんによると、この副守護霊は、大きな意味で類魂の一員ではないかといいます。邪霊などと毛嫌いしたり、低級霊などと見下すような存在ではなく、ちょっと出来が悪かったり、グレていたりするかもしれないけれど、愛すべき魂の兄弟であり仲間であるということですね。彼または彼女の救済や成長なくして、類魂全体の進歩はないということになると、何としても感謝のエネルギーを送り、救ってあげないとという気持ちになりますよね。だいたい、自分の霊的身内にあたるかもしれない存在に対して、「邪」呼ばわり、「低級」呼ばわりするなんて、とんでもなくひどい態度ですよね。

 そして、私は実際に、それまで邪霊か低級霊かなどと感じていた存在に対して、お詫びの念と感謝のエネルギーを送ってみました。思いこみかもしれませんが、私自身は劇的な変化が生じたような気がします。

 さて、ここからは蛇足かもしれませんが、だからといって副守護霊という言葉が正しい、邪霊や低級霊という呼び名は間違いなどという議論を展開するのは不毛だと思います。あるいはそれぞれの違いを理論化するとか・・・。そうした議論の立て方が、イエスやブッダの素朴な教えを不気味に複雑にしていったのではないかと思うからです。

 霊を分類して名前を付けるのはほどほどにしておいた方がいいでしょう。例えば、江原啓之さんは、イギリス流をベースに、守護霊を、主護霊、指導霊、支配霊、補助霊の4つに分類しています。ただ、江原さんも、霊に向かって「あなたは指導霊ですか」と尋ねても当の霊には理解できないだろうとおっしゃっています。霊に名札があるわけでも、任命書が交付されているわけでもありませんからね(笑)。あるスピリチュアリズム団体の霊能者の方は、「名前なんてどうでもいい、全部ひっくるめて「背後さん」でいいんですよ」などとおっしゃっていましたが、とても共感できました。

 私自身の体験として、副守護霊という捉え方をしてみて、感謝のエネルギーを送ってみたら、とてもいい気づきがあり、いい展開が生まれた。そのことだけを素直に受け止めたいと思います。

(参考文献:堀江克子・飯沼正晴著『癒しと愛は時空を超えて』(コスモ・ビジョン))

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