讃美歌・マントラ・念仏

2010年10月19日 (火)

讃美歌でもマントラでも念仏でもいい

 実はタイトルがそのまま結論というシンプルな文章です(笑)。

 私はどうも無精者のようで、長時間の瞑想をしようとすると睡魔が襲ってきます。長いお祈りや難しいマントラを唱えることも長続きしません。足が痛くなるような姿勢の座禅なんてとうてい無理です。(ただ、あまりに要領のいい大人になりすぎたような気もして、もう少し根性とか努力とか勇気とか信念とかいった懐かしい言葉も思い出して、自分の殻を破る必要もあるなと最近思っています。)

 経営心理学者でスピリチュァリティ・カウンセラーも名乗っておられる飯田史彦さんのサイトでは、飯田さん作の歌「逢いたい」のピアノ演奏がいつも流れています。私はこの音楽がなぜかとても好きで、これを聴きながら瞑想らしきことをしていると、とても静寂な気持ちになります。そして、自分の日常の思考とは違う、とても優しいような、より高い見地に立っているような考えが浮かんできます。ときには厳しい説教のようなメッセージも感じます。涙を流してしまうこともたまにはあります。どうやら私にはこの「逢いたい」ピアノ演奏聴きながら瞑想が、一番自分に合っていて、長続きしているようです。

 以前私は「般若心経について」という記事で、般若心経の内容について、かなり懐疑的なコメントを書きました。ただ、私は般若心経を唱えることで、何か深遠な境地を感じることができるのなら、それでもいいと思います。南無阿弥陀仏を唱えることで阿弥陀仏の慈悲を感じることができたら、それもいいと思います。讃美歌やマントラに高い波動を感じるのなら、それもいいと思います。

 不謹慎な言い方かもしれませんが、私は、こうした宗教的様式というのは、非日常的な高い境地に達するための条件反射を引き起こす小道具みたいなものだと思います。条件反射とは、学生時代に「パブロフの犬」というエピソードでならった、あれです。ベルを鳴らして犬に餌を与えていたら、ベルだけで唾液が出てくるようになったという話でしたね。

 飯田さんの「逢いたい」には不思議な力があるのかもしれませんが、私にとっては、きっと「逢いたい」を聴いているときに高い境地に達したという最初の体験が重要だったような気がします。要するに、その人が高い境地に達したという体験、そのときの真摯な思いが大事であって、そのとき使われていた小道具には二次的な意味しかないような気がするのです。パブロフの犬が反応したのが、ベルであってもメトロノームであっても足踏みであってもいいのと同じように(やっぱり乱暴ですか?(笑))。

 シルバーバーチは、どんなにすばらしい讃美歌であっても、真摯な思いがこもっていなければ、ただの空気の振動にすぎないという趣旨のことを言っていましたよね。これは私は名言だと思います。

 讃美歌やマントラの種類によって、感じる波動が違うという話も聞きますし、それは決して間違いとは言い切れないですが、あまりこだわるのは考えものです。般若心経より○○経がいいとか、このマントラの方がすぐれているとか、争っても仕方ないですよね。その人にぴったりフィットするものを選べばいいのだと思います。

 こういう考え方のスピリチュアリズムに対して「スピリチュアリズムはいろんな宗教のチャンポンで節操がない」という批判というか揶揄みたいな意見も聞いたことがあります。これに対しては、「チャンポンで何が悪い」と開き直っておけばいいでしょう(笑)。

 みなさんが気に入っているやり方があったら、是非お教えください。

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