ニューエイジ系チャネリング

2010年8月15日 (日)

スピリチュアル突撃体験記(5)~ニューエイジ系チャネリング

 時計の針を2007年1月に戻します。ニセ霊視体験(体験記(1))をして、イケメン系カウンセラーのセッション(体験記(2))を受けた直後です。

 大阪を拠点にヒプノセラピーやチャネリングなどを行うニューエイジ系と思われる団体があります。多数のセラピストやチャネラーを抱える大手ですが、そのほとんどが若い女性で、そのホームページも、とてもおしゃれで洗練されています(少なくとも威厳ある老霊能者みたいな人はいません(笑))。

 中年男性の私が行くところではないかなとも思いましたが、「男性の皆さんも歓迎します」とのお言葉に甘えて、チャレンジしてみました。

 1月にまず、ややベテランと思われるAさんのライフリーディングを受け、いろいろと思うところがあったので、別の方でもう一度とお願いをして、3月に20代の女性と思われるBさんのライフリーディングを受けました。(ちなみにここはかなり良心的な価格設定をしていると思います)

 強烈な印象が残っているのがBさんのリーディングでした(若い女性だからではありませんよ(笑))。まずこちらの相談事項を簡単に伝えると、しばらくの間、どこかにつながろうとされています。そして、いきなり「介護か何かされていましたか?」

 「え?」・・・確かに私は、母を突然に亡くした後、肺がん末期のままひとり残された父のために介護休暇をとっていた時期があったのです。そんなことは事前に一言も伝えていません。Bさんいわく「仕事も忙しかったのに、自分の思い通りにならないことばかりでしたね。それは家族や自分と向き合うためのものだったようです」。

 なかなか鋭い指摘だと思いました。そのほか、いくつか指摘やアドバイスをもらった後、いきなり「何か映像をご覧になっていますね。メッセージを受け取っておられます。ご両親とも対話をなさっているのでは?」。

 これまた驚きました。私はスピリチュアルなことにかかわりだして以来、瞑想をしたり、その中で映像を見たり、メッセージを受け取ったり、ときには父や母と対話しているような気になったりしていたからです!

 さらに、友人関係に話題が及んだとき、突然、「独身の友人であなたと連絡を取りたがっている方がいますね」とおっしゃいます。他の特徴も併せて聞くと、どうやらそれは、長い間、重いうつで苦しんでいる友人のことのようでした。(別の記事で書きましたが、彼は後に自殺しました)

 どうして、そんなことまでわかるのだろうと不思議に思いました。

 1月のAさんのリーディングと比較して面白いこともありました。仕事の話題に及んだとき、Aさんは「今の仕事をやめて、独立して、何か一人で仕事をするのではないか」とおっしゃいました。これは私には意外感がありましたが、現在の組織で仕事を続けていくことに悩んでいた私としては、そんな可能性もあるのかと思うと気が楽になったのを覚えています。これに対して、Bさんは「いきなり仕事を変えようと思う必要はないのでは」とおっしゃいます。そして、「今いるセクションは変わった人、偏った人が多く、壁にぶつかっているようですが、それでも上司が替わっていい環境になっているのでは。次のセクションは、人間関係が良く、居心地のいいところで、仕事も少しずつ任されていくようになるでしょう」とまでおっしゃいます。

 果たして、その後の私は、ほぼBさんの予言のとおりになりました(またその時点での現職場についての分析もかなり的確でした)。ただし、予言の細部では外れたところもありましたが・・・。Aさんの独立予言は今のところ外れています。

 ここでの体験は、その時点までのいくつかの体験のうちで、最もドキッとする驚きの多いものとなりました。

 このチャネリングは、「自分以外の知的で崇高な存在」にアクセスしているのだと説明されています。スピリチュアリズムにおける肉親や先祖の霊とか指導霊とかいう説明に比べて、きわめてあいまいな表現です。

 スピリチュアリズムにおいては、シルバーバーチやインペレーターのような、通信内容で勝負という高級霊は別として、一般には、メッセージの主の身元確認に徹底的にこだわります。それが霊の実在の証明になるからです。しかしニューエイジ系やトランスパーソナル心理学系の人たちは、どうもこの身元確認については、かなり無頓着のような気がします。著名なチャネラーでも宇宙意識○○などといって、ほとんど正体不明です。霊界や前世の実在についても(前世療法などを取り入れながらも)、あまりこだわっていないようです。

 ニューエイジ系で、もっとついていけないのは、アカシックレコードなるものへのアクセスという説明原理です。これはエドガー・ケイシーなどが広めた概念のようですが、過去から未来にいたる宇宙の全てが記録されている記録庫のようなものらしいです(ちなみにこれまたサンスクリットから一部借用して作られた言葉です)。

 さすがに私がお世話になったこの団体は、「自分以外の知的で崇高な存在」とかなり控え目ですが、もし「私は宇宙の記録庫アカシックレコードにアクセスできる」などと言う人たちがいたら、それはもはや大言壮語の類だと私は思います。(そしてスピリチュアリズムでは、大言壮語を語るのはたいてい低級霊かそれに支配された人間だということになっています)

 私はエドガー・ケイシーの高潔な人格を尊敬していますが、彼がアカシックレコードにアクセスして得たはずの予言が正しければ、今頃、日本は沈没し、太古に沈んだと言われるアトランティス大陸が浮上して姿を現しているはずだということも、きちんと認識しておく必要があると思います。

 話が脱線してしまいました(苦笑)。スピリチュアリズムを学ぶ中で、私はオーリック・リーディングという技術があることを知りました。簡単に言うと、生物にも非生物にもあると言われるオーラに刻まれている様々な情報を読み取ることです。そして、ミディアム(霊媒)は、自分が受け取ったメッセージを解釈するとき、それが霊から来たメッセージなのか、オーリック・リーディングで得た情報をもとにメッセージやストーリーを組み立てているだけなのかを、区別できないといけないと言われます。(後者を、ある霊からのメッセージだと誤解すると、とんでもない間違いを犯すことになってしまいます)

 私は、この団体での驚くべき体験は、実はオーリック・リーディングに近いものだったのではないか、と今は考えています。もちろんオーリック・リーディングでは、私のもっている情報を読み取るだけなので、予言はできないはずです。今回の事例の場合(Bさんの場合)、予言が当たったと言えるのかどうかは微妙なところだと思っています。

 私はこの団体に対して悪印象をもっているわけではありませんが、例えば、ここで開催される瞑想会の趣旨が「瞑想することで、願望を実現するパワーが」などと書かれていたりすると、やっぱり私が求めているスピリチュアリズムとはちょっと違うなと思ってしまいます。

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