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2013年12月31日 (火)

正統と異端(1)~再びアベノミクスについて

 随分ご無沙汰しています。
 公私ともども悪戦苦闘しておりまして(苦笑)、なかなか更新できませんでした。
 年の終わりに、一応生きているという証しに何か書いておきましょう(笑)。

 前回、アベノミクスなどという経済ネタを書いてしまいましたが、その延長のようなお話です。

 スピリチュアル界の方々は、アベノミクスに対してどういうスタンスなのでしょうか。
 少し乱暴な印象論を書きます。

 スピリチュアリストの中には、政治的にとても保守的あるいは右寄りの立場の方も見かけます。宗教的なものと右寄りの価値観とはある程度親和性があるのかもしれませんね。そういう方たちにとっては、安倍政権は支持すべき対象なのかもしれません。ただ、経済政策についてはどうでしょう。特に、異次元緩和と言われる金融超緩和路線には、行き過ぎた物質中心主義的価値観を感じ取って、眉をひそめておられるかもしれません。

 一方で左寄りあるいは体制批判派という方たちもいます。アメリカのニューエイジ運動や日本の精神世界には、左翼的な社会変革に挫折したり失望したりした人たちが多く流れ込んでいるとも言われます。現代の社会を、市場原理主義や経済成長至上主義=物質中心主義の体制ととらえ、その変革を志向する人たちです。私はどちらかというとこちらに共感を覚えます。私自身は左翼運動に参加するにはあまりに遅く生まれましたが・・・。

 おそらくこちらの人たちは、もっとはっきりとアベノミクスに対して批判的・否定的だと思います。(安倍政権のほかの部分にはもっと反対でしょう。)

 そして、そこに私は異論があります。

 私は、前回の記事で書いたように、アベノミクスの第1の矢と言われる異次元金融緩和には基本的に賛成です。これは安倍総理が考案したものではもちろんなく、リフレ派と呼ばれる経済学者たちが主張してきたものです。そしてリフレ派は、決して、少数派や異端の学派ではなく、オーソドックスな理論と実証的研究に依拠しており、国際的にもその主張は支持されているようです。いわばきわめてまっとうな主流派、正統派の理論的立場なのです。それが、日本ではこれに反対する日本銀行の影響力のせいか、なかなか採用されなかったと言われています。

 つまり、アベノミクスの第2、第3の矢や安倍政権のほかの政策とは出自のレベルが違うのです。

 こう書くと、主流や正統はそんなに正しいのかという声が聞こえてきそうです。私たちはずっと異端の側で、変革をめざしてがんばってきたのだと。

 そこなんですよ、問題は。純粋なスピリチュアリストたちや社会の変革を志向する人たちは、おそらく社会の中で、少数派であり異端なのだと思います。

 そして、異端の立場に立つ者が、主流や正統にどう向き合うのか。それが大事だと私は思うのですが。

 何とも中途半端なところですが(本当は松尾匡さんという異色の経済学者のことを書きたかったのですが、前置きが長くなりました)、除夜の鐘が響きだしたので、本年はこれにて。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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