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2012年12月

2012年12月28日 (金)

スピリチュアルな生き方とは~あるミディアムとの対話から

 「久しぶりのリーディング体験」のコメント欄以降、少し理屈っぽい文章が続いたかもしれません。

 私が、一方で霊的体験は霊魂仮説とESP仮説のどちらでも説明可能で科学的には決着がついていないなどと書き、他方でスピリチュアリストとして霊の実在と死後存続を信じているなどと書いていることに、奇異な感じを受けた方もいるかもしれませんね。一体どっちやねん!と(笑)。

 その答えになるかどうかわかりませんが・・・。

 「久しぶりのリーディング体験」の翌日、同じミディアムの方による対話中心のワークショップに参加しました。私は、以前書いたようにミディアムを通じて霊的存在から助言をもらうことにあまり関心がありません。いや、助言をもらいたいのは山々ですが、あえて「カンニング」を自らに禁じています。そういう私がなぜ、デモンストレーションやワークショップに出かけていくのか?それは、自分自身がもともと理屈っぽい人間で頭でっかちになりがちなので、できるだけ実体験をしておきたいという思いがあるからです。

 ミディアムとの対話では、まず、私がスピリチュアリズムにたどりついた自分史を語りました。そのあと、ミディアムから何を求めてここに来たかと問われました。私は「霊の実在に100%の確信が持てているわけではないので・・・」などと言いました。そう言いながら、必死になって霊の実在証明を求めてミディアムめぐりをしていた頃と比べると、今はそんなに証明を求めているわけではないので、何か自分の言ってることにしっくりこないなあなどと思っていました。

 それをミディアムに見抜かれました。「あなたはもうそういう段階ではないですよね」とズバリ!そして「日常生活とスピリチュアルな世界は別物だと思いますか」と問われました。私はもちろん「別物ではない」と答えました。

 「あなたはすでに日常生活の場でスピリチュアルな実践を重ねておられますよね」

 うーん、鋭いところを突いてきます。そうなんです。私は日常の職場や地域や家庭での営みこそがスピリチュアリズムの実践の場だと考えています。人生観、世界観の根本にはスピリチュアリズムがあります。ミディアムやヒーラーとして生きていくことがスピリチュアルなのではなく、スピリチュアリズムに基づいて、人と人との関係や自分に振りかかってくる様々な課題や困難と向き合っていくことこそがスピリチュアルな生き方だと思っています。

 ミディアムからはさらに職場での私の振る舞いや家族との向き合い方についても、鋭い指摘が相次ぎました(個人的なことなので内容は割愛します)。「もっと自分をほめてあげてもよいのでは」などというありがたい言葉もいただきました。

 私は一応スピリチュアル・ヒーラーの資格もいただいています。そして、そのことに亡き父が関心をもっているようでした。実は随分前にイギリスのミディアムからも同じことを言われました。ただし、何も手をかざしてヒーリングをすることだけが癒しではなく、上で述べたのと同じように職場や家庭での振る舞いによって人に癒しを与えていくのが、どうやら私の役割のようでした。

 今回のワークショップは、私が普段考えていることを再認識し、改めてそういう方向でがんばっていこうと思える場となりました。

 霊の実在が科学的に証明されているかどうか、だけにこだわっていては、人生、前に進めません。

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2012年12月26日 (水)

霊魂仮説とESP仮説~ある問いを受けて

 先の記事「久しぶりのリーディング体験」にPlanDoCheckさんからいただいたコメントを受けて書かせていただきます。

1 霊体験とESP仮説について

 私が「ほぼすべての霊体験がESP仮説でも説明できてしまうというのが実際のところだと思います」と書いたのに対して、「ESP仮説で説明できない事象もあり、半々ぐらいに思っています」とのことでした。

 そして、「霊体験」とは何を指しているのかというご質問をいただきました。

 PlanDoCheckさんの考える「霊体験」とは、
(1)Physical、物質的な身体を占有していない、
   霊的エネルギーによって、引き起こされる事象。
(2)Physical、物質的な身体を占有している、
   霊的エネルギーによって、引き起こされる事象。
の両面からの事象を指しているとのことでした。

 まず、誤解がないように言っておきますと、私自身はスピリチュアリストのつもりなので、霊と死後存続を信じています。しかし、科学的には霊魂仮説とESP仮説の決着がなかなかついていないということを言いたかったのが冒頭の文章です。

 そういう趣旨の文章ですので、そこで「霊体験」と表現したのは、霊の実在を示唆する現象や体験のすべてをさしています。実際の原因は霊なのかESPなのかはともかく(それを議論するのが霊魂仮説でありESP仮説です)、霊が介在しているかのように見える現象すべてです。したがって、PlanDoCheckさんが示した(1)と(2)の両方にわたるものだと思います。

 一見、霊が引き起こしたように見える事象でも、それが本当に霊によるものであることを証明するのは至難の業ですよということが言いたかったわけです。

 超心理学研究者の石川幹人教授は、霊魂仮説は「万能な仮説」であるため、科学的に役に立たないと『超心理学』に書かれていました。これを私なりに理解すると「反証可能性」がないということです。つまり、こういう実験結果が出たらその仮説は否定されるということが前もってわかっていないと、その仮説が正しいかどうかの検証のしようがないということです。霊にできることとできないことがあらかじめわかっていないと、どんな現象が起きても、それを霊の仕業と説明できてしまうのです。ただ、それならESP仮説の方もそうじゃないかというのが私の意見です。(以前の記事「超心理学4~霊魂仮説」をご参照下さい)

2 「霊界の記憶」について

 次に、PlanDoCheckさんが以下のようなご提案をされています。

>生まれる前の記憶がある同様な人を、全世界へ募集する、
> 該当者が情報交換する前に、情報交換できない配慮が必要。

>研究者が個別に訪問して共通した情報を確認すること。

>その後、
> 『生まれた後で体験したことを思い出す時に使用する脳の部位』
> と、
> 『生まれる前の体験を思い出す時に使用する脳の部位』
> を
> 比較する。

 PlanDoCheckさんが「霊界の記憶を持ったまま、身体を占有している人が、いるとすれば、ESP仮説は否定される」と書かれていたので、物質界ではない霊界での生活の記憶かと思い、それが本当かどうかどうやって実証するんだろうと疑問に思いました。しかし、上のご提案を読むと、前世の記憶のことでしょうか。もしそうならば、イアン・スティーヴンソンによる「生まれ変わり研究」に近いものですね。スティーヴンソンの研究は、スピリチュアリストからも懐疑的科学者からも高く評価されているようですので、霊魂仮説を実証してくれる有望な研究であるとは思います。ただ、これについてもESP仮説で説明可能では、とおっしゃっているのが石川幹人教授ですが・・・。

 前世ではなく、本当に霊界での記憶だということになると物質界の人間には検証しようがありません。上の記述を読むと、「共通した情報」があれば真実とみなすということでしょうか。なかなかそれだけでは難しいと思います。立花隆さんの『臨死体験』では、臨死体験について、現実体験説(=あの世は実在する)と脳内現象説(=幻覚や妄想みたいなもの)を並べて検証しますが、最後まで決着がつきません。臨死体験には驚くほどの共通性がありますが、それは全く決め手にはなりません。

3 予知について

 次に「予知」について次のようなやりとりがありました。
(GはGlassAge、PはPlanDoCheckさんです)

P  また、未来情報を、伝えて来て、それが現実化している事が
  あれば、ESP仮説は否定される。

G   ESPが目の前にいるひとの意識を読むという能力に限定
     されるのならばそう言えるかもしれませんが、石川幹人さん
     の『超心理学』を読むと、むしろ超心理学で有望な分野は
    「予知」であるとされています。

P   GlassAgeさんがおっしゃる論理が、私にはまだ理解できません
     でした。
     もう少し詳しく教えていただけませんか?

G   物理学者からは情報が未来から来るのは相対性理論に反する
     と言われながらも、超心理学では予知・予感に関する実験が
     繰り返されています。
     したがって、予知の成功によってESP仮説を否定すること
     は無理だと思います。

P   GlassAgeさんが後半(上記)で、おっしゃっている論理は、
     破綻していませんか?

    「予知・予感に関する事件が繰り返されている」
     と、なぜ、
    『予知の成功によってESP仮説を否定することは無理』
    という、
    ご発想に成るのか、私にはまだ理解できませんでした。

 石川幹人さんの『超心理学』を読んだ後だったので、相対性理論だとか実験だとか余計なことを挿入しすぎてわかりにくくなってしまったかもしれません。私が言いたかったのはもっとシンプルなことです。ESP(超感覚的知覚)とは、テレパシー、透視、予知などの総称です。したがって、予知が成功しても、それはESPそのものであり、ESP仮説を否定する材料にはなりえないということです。

 ここで私が書いていることの大半は、実は「東京スピリチュアリズム・ラボラトリー」という知的にスピリチュアリズムを追究しているサイトから学んだものです。私がこれ以上駄文を重ねるよりも、そちらを読んでいただいた方が参考になるかと思います。

「スピリチュアリズムとサイキカル・リサーチ」
http://www.k5.dion.ne.jp/~spiritlb/1-2.html

「超ESP仮説は棄却された
  ――スティーヴンソンの「真性異言」および
     「先天性刻印」の研究をめぐって」
http://www.k5.dion.ne.jp/~spiritlb/3-3.html

 ただ、繰り返しになりますが、私は、科学的にはなかなか決着がついていないということを確認しているだけで、霊体験はすべてESP仮説で説明できるので、霊など存在しないというような主張をする気は毛頭ありません。

 PlanDoCheckさんは「戒告」というものに触れられています。私はよく知りませんが、霊的世界からの警告的メッセージのようなものでしょうか。地震などの天変地異も霊界からの何らかの警告であるというような考え方でしょうか。もしそういうことならば、機会と余力(笑)があれば、私なりの考えを書いてみたいと思います。

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2012年12月 5日 (水)

久しぶりのリーディング体験

 久しぶりにミディアムのリーディング体験をしました。以前「スピリチュアル突撃体験記」シリーズで書いたように、スピリチュアリズム復帰前後は霊の実在証明を求めて、リーディングめぐりをしていました。霊の実在の100%の確信に至ったのかどうかはわかりませんが、一定の経験を重ねた今は、リーディングを受ける気がしません。ミディアムを通じて霊的存在から助言を受けることは、何か試験中にカンニングをするような気がするからです。

 私が参加したのは、実は個別のリーディングではなく、デモンストレーションでした。デモンストレーションとはミディアムが大勢の前で、そこにやってきた霊の特徴を伝え、メッセージを伝えるというものです。今回は参加者が十数名だったため、結果として一人ずつのリーディングとなりました。

 以前、「こぼれ話~父の名前」で、あるミディアムの方と雑談中に、突然その方の口から父の名前が出てきて、父からのメッセージが伝えられたことを書きました。驚きの体験でした。

 実は、今回、またまた父が出てきました。ミディアムが伝える父の職業・容姿・性格、その父が指摘する私の食生活、住んでいる家屋の問題(ベランダの排水溝に落ち葉がたまっている(笑))、家族との関係などなど、短時間でのあまりの的確な指摘に驚いてしまいました。(ちなみにこのミディアムの方は私のことを全くご存知ない初対面の方です)

 他の方々にもそれぞれ的確なリーディングが続きました。

 スピリチュアル批判派の人たちは、ニセ占い師が使うホットリーディング(事前に調査をしてあたかも当てたように見せかける)、コールドリーディング(相手の会話や表情から情報を読み取って当てたように見せかける)、ストックスピール(誰にでも当てはまるような抽象的な情報を話して、あたかも自分のことだと思わせる)などのテクニックをミディアムも使っているのだろうと主張します。

 しかし、今回の1時間余りのデモンストレーションでは、とてもそうしたテクニックでは説明がつかない事例が続出したように思います。

 19世紀末の心霊研究草創期からそうだったようですが、インチキ説でミディアムの能力を否定するのはほぼ無理ではないでしょうか。

 ここ最近「超心理学」について何回か書きましたが、霊の実在証明に最後に立ちはだかるのは、やはりESP仮説です。ところが、霊魂仮説とESP仮説はどちらも石川教授がおっしゃるところの「万能な仮説」(「超心理学4~霊魂仮説」参照)なので、なかなか勝負がつかないようですね。(「応答型真性異言」という最後の切り札があるようですが・・・)

 しかし、その両方をまとめて封印しようとする主流派科学の立場は、最も説得力がないように私は思います。

 いや、科学批判をしたかったのではなく、ミディアム体験のすばらしさを言いたかっただけなのですが(笑)。

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