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2011年3月30日 (水)

こぼれ話~父の名前

 先日、あるミディアムの方とお会いしました。スピリチュアル・カウンセリングを受けたわけではありません。ある行事を一緒にやっていただけでした。そのミディアムの方が突然、「○○さん(私のことです)は、下のお名前は△△△さんではありませんよね」とおっしゃいました。それは数年前に亡くなった父の名前でした。私が驚いていると、彼女は父らしき存在からのいくつかのメッセージを伝えてくれました。そのメッセージを父がなぜ今伝えてきたのか、私には思い当たるところがありました。ミニ・スピリチュアル・カウンセリングですね(笑)。

 こういう体験はなかなかできるものではありません。もちろん、そのミディアムの方は、私のプライベートなことをほとんど何もご存知ありません。私の父の名前を調べることはほぼ不可能ですし、そもそもそういうことをする動機がありません。

 イギリスのミディアムの方の本などを読むと、相談者の身内の名前や住所などをズバリと言い当ててしまうような場面が出てきます。日本でも、飯田史彦さんは、今ではこの世の人間を相手にカウンセリングをされていますが、もともとは自殺した霊などからの依頼を受けて、霊から見せられた地図や情報などを頼りに、その霊のご家族を訪ねていって、メッセージを伝えるという恐るべきことをされていたようです。これなどもすごい能力であり、それを目の当たりにした人の衝撃は大きいでしょう。

 そして、私もそういう体験をして、霊的世界の実在を確信したいと思って、一時期ミディアムめぐりをしていました。このことは「スピリチュアル突撃体験記」という連載で書きました。しかし、なかなか決定的な体験はできませんでした。

 こういう体験をするには、いくつもの条件が必要なようです。鮮明なメッセージを受け取れるかどうかは、ミディアム、相談者、霊の三者それぞれのコンディションや相互の信頼関係に左右されるようです。今回の場合、ミディアムの方と私はここ2,3年協力して活動してきたという基盤があったせいかもしれません。また、父の側に、今は息子に衝撃を与えるぐらいのメッセージが必要だとの切実な思いがあったのかもしれません。最近、確かに父に心配をかけてしまうような状況にありました。

 また、霊にも得手不得手や波長の高低があって、名前や住所や年月日といったいかにも物質界的な情報を伝えるのが得意なのは、波長の低い霊たちだと言います。逆にシルバーバーチのような高い世界の霊は、高尚な思想は伝えられても、物質界的な情報の方は不得意なようです。その点、私の父はまだまだ地上世界に近い低レベルの霊であるのは間違いないと思います(笑)。

 近代スピリチュアリズム草創期に盛んに見られた、物理現象などは、まさに地上世界に近い霊たちによるものだったと言われています。

 とは言っても、高尚なお説教ばかりされても、なかなか霊的世界の実在を確信することはできませんよね。やっぱり衝撃的な体験をすると説得力があります。そういう体験というのは、厚い雲におおわれたような環境のなかで、たまたまいくつかの条件が重なって、ほんの一瞬、雲にすき間ができて、太陽の光がさす・・・そういうものなのでしょう。

 霊からの通信というものは、きっとそういう微妙で繊細で不安定なものなのだと思います。そして、この不安定さに、心霊科学の側は手を焼いてきたのでしょうね。また、霊界通信やスピリチュアル・カウンセリングによってもたらされるメッセージには、そういう不安定さがつきものだということも忘れてはいけないと思います。

 随分と話が大きくなってしまいましたが、今回の体験は、父が私に与えてくれたプレゼントだったと思っています。

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