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2009年8月28日 (金)

『第2の江原を探せ!』~新たなステージの予感

 初の未発表原稿です。

 『第2の江原を探せ!』という本を紹介しながら、後半は前回の「友の死~悪戦苦闘こそ人生」の続編のような内容になっています。

「新たなステージ」などと書いてますが、私個人に関しては、そういう言葉の心地よい響きとは違って、なかなかの悪戦苦闘をしています。それはまた別の機会に・・・。

『第2の江原を探せ!』~新たなステージの予感

 ジャーナリストたちが「スピリチュアル」を検証した『第2の江原を探せ!』(扶桑社)。そのタイトルの軽薄さとは裏腹に、実に真面目な調査報告だと思う。参加しているのは、大企業の商品を告発した『買ってはいけない』を企画した人物やチェチェン紛争を現場取材してきた人物など、いずれも硬派ぞろい。およそスピリチュアルなるものが似合いそうにない人たちばかり。実際、5人の執筆者のほとんどが否定派か無関心派だった。著者たちの問題意識はこうだ。

「空前のスピリチュアルブームの中、肯定派は権威に頼って頭から信じ込み、否定派は事実にもとづかない全否定を行うため、議論が噛み合わない。不毛な議論をする暇があったら、現場を取材し、江原氏の唱える仮説を実際に検証するほうが、はるかに有益ではないか。もはや、その時期にきていると思う。」

 近代スピリチュアリズム草創期には、欧米の科学者たちがSPR(心霊研究協会)を舞台に心霊研究を行い一定の成果を収めてきた。私は、スピリチュアルブームの只中にある日本においても、こうした検証が必要だと常々思っていたので、今回の試みを大いに歓迎したい。

 著者たちは評判の高い16人のスピリチュアルカウンセラーのカウンセリングを次々と受けて、その内容の的確さや守護霊・前世の一致度を検証していく。その結果、ニセモノもいたが、不思議な力を持つと全員が認めざるをえないカウンセラーもいて、当初懐疑的だった著者たちが全否定できなくなってしまった。守護霊や前世については否定的な結果となったため、霊や霊界の実在については意見が割れたが、全員が「何かがみえている」と認めたことは画期的である。そしてこの結論もかつてのSPRのものに近い。

 著者の一人は、スピリチュアルというのは現世からの「逃げ」だと思ってきたが、今回の検証作業を通して、「信じる者は救われる」という安易なものではないということがわかったという。むしろ自分の魂が何ものであるかの示唆を受け、弱点や課題を理解しながら、どう修正し、磨いていくかを考えるきっかけになったとのこと。彼は、次のように結んでいる。

 「自分の魂というものを理解し、軸をもって人生の課題に取り組めるようになるという点でスピリチュアルは意義深いものだ、と思った次第である。」

 私は、このような認識に早くも到達していることに感心するとともに、本書の登場が日本のスピリチュアル界の新しいステージの幕開けになるのではないかと期待している。

 さて、ここから私事になる。実は、私も本書の著者たちと同様の問題意識のもと2年ほど前からアイイス(*)で学び始めた。その間、アイイス外でも様々なカウンセリングを受けてみたが、正直言って玉石混交であり、自分の中でなかなか確信できないでいた。

そして、先日、あるアイイスのミディアムの方のカウンセリングを受けた。母親や母方の先祖たちが現れたが、そこで指摘される妻や子供たちの性格や状況、親子関係、子どもと担任の先生の関係、私の職場での環境などなど、いずれも図星と言っていいぐらいの的確さだった。何よりもうれしかったのは、多くの先祖霊や指導霊の方々が、私のことをいつも気にかけ、ときには導き、ときには必死に守ろうとされている様子がひしひしと伝わってきたことだ。シルバーバーチは「霊的真理を理解している者に取越苦労はあり得ない」と繰り返し説いていたが、そのことが実感をもってわかったような気がする。大きな収穫だった。

セッション後半は半年ほど前に自殺した友人が現れた。今なお孤独に苦しんでいる様子だった。ミディアムの方が頭が痛いとおっしゃった。彼が飛び降り自殺をしたときに頭に強い衝撃を受けたであろうことにそのとき初めて思い至った。これも驚きだった。まわりの守護霊の皆さんから、私が彼に愛の念をもって語りかけることをお願いされてしまった。それによって真実に気づけば賢明な彼の成長は速いはずだからと・・・。

その約2週間後のサンデーサービス(**)の場に、彼は再び現れた。私の語りかけのおかげで随分と目覚めてきたという。そして、彼の母親がいまなお自分を責め続けて苦しんでいる様子なので、母親のせいではないこと、今の彼の状況などを、母親宛に手紙でも書いてほしいという。そのタイミングに合わせて彼も母親の夢の中に出るようにするから・・・と。

何とも注文の多い友人の霊とその守護霊たちである(笑)。

できるだけのことをしてあげようと思う。

私もまた、新たなステージに入ろうとしているのかもしれない。

(2009年5月)

*アイイス:私が信頼を寄せるスピリチュアリスト団体のひとつ「国際スピリチュアリズム協会(IIS)」のこと。

**サンデーサービス:イギリスで発達したもので、キリスト教の日曜のミサに、スピリチュアリストが霊能力のデモンストレーションなど独自の行事を加えたもの。

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